マイホームからの通勤時間は?職場と家の関係

マイホームの購入を検討しているときの問題の1つが、どのようなエリアに家を買うかという点です。職場と家の距離の関係は、この先の暮らしに大きく影響を与える可能性があります。そこで通勤時間が暮らしにどのような影響を与えるのか考えながら、マイホームを購入する場所について考えていくようにしましょう。

では職場から比較的近いエリアに家を購入する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。最大のメリットと言えるのが、職場から近いと通勤時間が減らせるという点です。通勤時間が短ければ、朝は余裕を持って支度ができ、満員電車によるストレスも減らせます。また出社時間が遅くなれば、睡眠時間を多く確保できる可能性もあるという点を押さえておきましょう。

さらに交通費が節約できるのも、マイホームから職場が近いメリットの1つです。1日あたり200円の交通費の違いでも、200日なら40,000円もの違いになります。特に交通費の支給がない環境で働いている方にとって、交通費が節約できるのは大きなメリットになります。

一方で職場から少し離れた郊外で暮らす場合には、どのようなメリットがあげられるのでしょうか。メリットの1つとなるのが、郊外なら比較的静かなエリアが多いという点です。都心で暮らすと夜も音が気になってゆっくり休めないということがあるので注意しましょう。そして郊外のエリアは、マイホームの購入にかかる費用が抑えられて、物価も安い傾向が見られます。また郊外は近くにスーパーや大型のホームセンターなどが多く、車で買い物にも行きやすいという特徴があげられます。

このようにマイホームと通勤時間の問題を考えた場合、職場の近くに住むことにも、少し離れた郊外に住むことにもメリットが存在しています。実際にどのようなエリアに住むのが適しているかは、個人の考え方によって異なります。通勤時間を減らすことを優先したいなら職場の近く、マイホームの購入費を抑えたいなら少し離れた郊外というように、家を買ううえでの優先順位を考えて場所を決めることが大切です。

またメリットだけに注目するのではなく、デメリットも考慮したうえでマイホームを選ぶことが大切です。メリットとデメリットの両方から住宅購入について考えていくことで、納得できる選択がしやすくなります。家族で暮らす場合には、家族の意見も参考にしながらどのようなエリアで暮らすか考えていきましょう。今の暮らしだけではなく、5年後や10年後の暮らしもイメージして決めることもポイントの1つです。