家の購入前にまずは希望条件を整理しよう

夢のマイホームを購入した後で、後悔する方もいます。後悔してしまう理由の1つが、購入前に家の希望条件を整理していなかったからです。満足度の高い家で暮らすためには、どのような環境で暮らしたいのかしっかりと整理することが大切です。では希望条件には、どのようなものがあげられるのでしょうか。

住宅の希望条件といっても、家族ごとにさまざまな種類があります。そのため家族で話し合って、どのような条件があるのか考えていきましょう。具体的な条件には、予算に関することや周辺環境、自然が周りに欲しいなどの種類があげられます。部屋数やスーパーまでの距離、子どもの学校への通いやすさなど、最初は思いつくだけ条件をあげます。無理があるかなと感じる条件でも問題ないので、最初にできる限り条件を出すことで、整理しやすい状況を整えられます。

希望条件を思いつくだけだしたら、次に優先順位を決めましょう。1位2位と細かく順位付けをしなくてもいいので、絶対に譲れない条件と、あったら嬉しいポイント、なくてもいいポイントというように分別しましょう。列挙した希望条件を整理していくことで、住宅購入においてどのような点にこだわりたいのかイメージを固めやすくなります。

また条件を決めるときに忘れてはいけないのが、家族全員の意見を反映するという点です。一緒に暮らしていても、人によって考え方や優先したいポイントは異なります。それぞれが優先順位を決めたうえで、どのような条件で購入する住宅を選びたいか考えていくのも1つの手です。

実際に住宅購入を検討している過程では、複数の候補などが浮かんでどのような選択をしたらいいのか迷ってしまうこともあります。そのようなときに希望条件の優先順位が決まっていたら、絶対に譲れないポイントからずれていないか確認し、購入後の後悔を防ぎやすくなります。判断基準となる大切な要素だからこそ、希望条件で譲れないポイントはしっかりと整理しましょう。

また優先順位を考えていくとき、どのような基準で決めたらいいのか迷ってしまう場合もあります。希望条件の優先順位で迷ったら、変更が難しいものの優先度を高くするのも1つの手です。例えば間取りなどのポイントは、購入後でもある程度はリフォームで修正できます。ですが立地や日当たりの良さ、周辺環境は、引っ越さない限り変わりません。後から変更ができないポイントの優先度を高くしておくことで、後悔の少ない家の購入へとつなげられます。